[フランクフルト 1日 ロイター] - ドイツとスイスの当局は1日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを使ってマネーロンダリング(資金洗浄)などの違法活動に活用されていたミキシングサービス「クリプトミキサー・ドット・アイオー」を閉鎖したと発表した。
ドイツ連邦刑事庁はクリプトミキサーを閉鎖するためにフランクフルト地検、スイス当局と連携したと説明。ビットコインで最大級のミキシングサービスとなっていたクリプトミキサーが稼ぎ出した数十億ユーロの収入のうち、大半は犯罪活動によるものだったと指摘した。
連邦刑事庁は「今回の発見は今後のサイバー犯罪捜査にも寄与する」とし、欧州刑事警察機構(ユーロポール)、欧州連合(EU)と米国の機関も捜査に関与したことを明らかにした。
当局はスイス国内にあったサーバーと12テラバイト超のデータ、2500万ユーロ(約2900万ドル)超相当のビットコインを押収。また「クリプトミキサー・ドット・アイオー」のドメインも没収した。
クリプトミキサーは2016年に運営が始まった。ユーロポールは通常のウェブサイトと匿名性の高いインターネット空間「ダーク(闇)ウェブ」の両方を通じ、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)や資金洗浄などのサイバー犯罪に使われていた疑いがあると発表した。