[台北 25日 ロイター] - 台湾の卓栄泰行政院長(首相)は25日、2300万人の台湾人にとって中国への「復帰」は選択肢ではないと述べた。習近平中国国家主席のトランプ米大統領との電話会談での発言に反論した。

中国国営通信新華社によると、習氏は24日のトランプ氏との電話会談で、台湾の「中国への復帰」が戦後国際秩序の重要な構成部分という立場を明確にした。

卓氏は立法院(国会)前で記者団に「中華民国、台湾は完全に主権を持つ独立国家だと改めて強調する必要がある」とし「わが国の2300万人の人々にとって『復帰』は選択肢ではない。これは非常に明確だ」と述べた。

台湾国防部(国防省)は25日、台湾海峡上空で中国から飛来した気球1機を前日、確認したと発表した。気球は冬に飛来することが多いが、台湾は中国による嫌がらせの一環だと不満を表明している。

中国は過去に、こうした気球について、気象観測用であり、政治的な理由で騒ぎ立てるべきではないと主張している。

台湾は中国が歴史的事実を歪曲していると非難しており、台北で会見した台湾外交部(外務省)報道官は25日、第2次世界大戦を巡る中国側の主張は「完全に虚偽であり真実ではない」と発言。「その真の意図は、台湾を国際社会から孤立させることにあり、より広範な活動の一環として、台湾とどのように関与するかという各国の主権的な選択を制限しようとするものだ」と述べた。

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