Gram Slattery
[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は、有罪判決を受けた暗号資産(仮想通貨)交換所大手バイナンスの創業者、趙長鵬(チャンポン・ジャオ)氏に恩赦を与えた。
ホワイトハウスのレビット報道官は23日に発表した声明で、トランプ大統領が「憲法上の権限を行使し、バイデン政権の仮想通貨との戦いで訴追されたジャオ氏に恩赦を与えた」と明らかにした。
トランプ氏が政権に復帰して以降、同氏の一族はさまざまな暗号資産事業から多額の資金を得ている。トランプ氏の政敵や倫理専門家らは利益相反の可能性を指摘し、批判しているが、ホワイトハウスはこうした主張を否定しており、レビット報道官は23日、全ての恩赦を慎重に検討していると述べた。
ジャオ氏は米国のマネーロンダリング(資金洗浄)防止法違反で起訴され、昨年4カ月間服役した。恩赦により、仮想通貨事業復帰への道が開かれることになる。
同氏は「今日の恩赦と、公正、革新、正義に対する米国のコミットメントを支持するトランプ大統領に深く感謝する。米国を暗号資産の中心地にするために全力を尽くす」とXに投稿した。
バイナンスの広報担当者はトランプ氏のリーダーシップに感謝の意を表した。
トランプ氏は3月、2022年に資金洗浄を巡り有罪を認めた暗号資産取引所ビットメックスの共同創設者3人にも恩赦を与えている。