Khanh Vu

[ハノイ 20日 ロイター] - ベトナムのファム・ミン・チン首相は20日、2026年の国内総生産(GDP)伸び率を過去最高の10%以上に引き上げることを目指すと表明した。国内経済は外的ショックによる圧力にもかかわらず底堅さを示しているとも述べた。

国会開会にあたり、今年の成長率は8%と見込まれているとし、政府はそれを上回る成長率を目指す目標を堅持すると言明した。

1─9月のGDPは前年同期比7.85%増加した。世界銀行は今年の成長率を6.6%、国際通貨基金(IMF)は6.5%と予想している。

チン氏は、今年のインフレ率は目標の4.5─5.0%を下回り、4%未満に収まるとの見通しを示した。「ベトナム経済は外的ショックに耐え得る強さを示しており、世界最高水準の成長率を維持している」と述べた。

米国の関税措置により輸出の伸びは鈍化しているのの、今年の製品貿易額は9000億ドルに達する見通しだとした。

一方で、マクロ経済の安定に対する圧力の高まり、金・不動産市場の変動、大気汚染、自然災害、サイバー犯罪などの課題にも直面していると指摘した。

「開発は依然として科学・技術・イノベーションやデジタル変革よりも、安価な労働力と資源に大きく依存している」との認識も示した。

また輸出市場の多様化を図るため、来年に中東、中南米、アフリカ諸国と新たな自由貿易協定を締結する意向を改めて表明した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。