●全人代の機能

全人代は毎年3月に開催され、主要法案や予算案が審議・可決される。また人事案の承認も行われる。

一般的に、全人代は中国共産党の政策や決定を全面的に追認する機関と考えられている。ただ、公害などの一部の議案では議論が盛り上がることもある。

●全人代の代表者

前首相で習氏と李氏に次ぐ党序列3位の張徳江・前副首相が議長を務める。

3000人近い出席者は、中国の31の省や地方自治体、自治区のほか、香港とマカオと人民解放軍を代表している。

このほか、主に台湾からの逃亡者やその子孫からなる「台湾代表」も参加する。代表の任期は5年。

●全人代の投票

投票は、共産党の方針に沿って行われ、圧倒的多数で可決されることがほとんどだ。だが過去には、汚職や犯罪への対応への不満を表明するため、出席者が党方針と異なる票を投じたことがある。

法律上は、18歳以上の国民ならだれでも全人代の選挙権と被選挙権がある。だが実際は、ほとんどの代表が地方の役人によって選ばれている。

●会議

全人代は、北京中心部にある天安門広場に面する人民大会堂で開催される。1959年に、中華人民共和国の建国10周年を記念してわずか1年で建設された大会堂のメーンホールは、1万人を収容できる。

国政諮問機関である全国政治協商会議も、全人代と並行して開催される。これは、ビジネス界の大物や芸術家、僧侶、非共産党員など、広く社会を代表するメンバーで構成されるが、立法権限はない。

(翻訳:山口香子、編集:下郡美紀)

[2日 ロイター]
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