[ロンドン 16日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は16日、米国など「OPECプラス」に入っていない産油国全体の2026年の石油供給について、日量約73万バレル増が見込まれると公表した。5月の見通しから日量7万バレル引き下げた。25年と26年の世界の石油需要については従来の見通しを据え置いた。イスラエルによる攻撃を受けたイランとの対立激化の影響については、言及しなかった。

近年、米国のシェールや他国の急速な生産量の増加が価格の押し下げ要因となっていた。OPECプラス以外の国による石油供給の伸びが鈍化すれば、OPECプラスは需給バランスを取りやすくなる。16日に公表した月報で「25年上半期の世界経済は予想を上回っている」とした上で、「25年下半期には、四半期ベースの伸びが若干鈍化する」との見通しを示した。

米シェールの26年の生産量は25年から横ばいの日量905万バレルと予想。5月には前年比で小幅上昇を見込んでいた。

加盟国やロシアなどで構成するOPECプラスの5月の石油生産量は日量18万バレル増の4123万バレル。5月の増産割り当て41万1000バレル増には届かなかった。一方、5月に日量2万1000バレル減の180万3000バレルだったカザフスタンは、依然として生産量が割当量を上回っている。

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