[ベルリン 12日 ロイター] - カナダの西部アルバータ州カナナスキスで15―17日に開かれる主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁で欧州連合(EU)と米国がどれだけ足並みをそろえられるかが注目されている。
EUは今週、ロシアのエネルギー収入や銀行、軍需産業を対象にした追加の対ロ制裁を提案。ドイツ政府高官によると、米国も制裁措置を協議しており「カナダ(のG7サミット)では、どこまで同じ方向で進められるのかが焦点となる」と指摘した。
また、この高官はG7サミットの開始前に米議会が制裁法案を可決する可能性は低いとの見方を示した。
ドイツ政府当局者は、G7サミットにはウクライナのゼレンスキー大統領が出席するものの、同国支援の突破口が開かれることはない公算が大きいとした。米国からはトランプ大統領が出席予定で、ロシアとウクライナの和平交渉に米国を関与させ続けることが鍵を握り、制裁の議論を正しい方向に「少し進める」ことも重要だと言及した。
ドイツ政府高官は、ウクライナへの軍事、財政両面の支援継続には現実主義が必要だとして「米国がウクライナに対して非常に重要なサービスを提供し続ける現状を維持するのであれば、それはうまくいっているということだ」と語った。