[北京 14日 ロイター] - 中国税関総署が14日発表した9月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同月比2.4%増で、5カ月ぶりの低い伸びとなった。中国製品に対する世界的な需要が軟化していることに加えて、複数の貿易相手国が中国製品に追加関税を適用することも影響しているとみられる。
ロイターがまとめた予想は6.0%増。8月は8.7%増加した。
9月の輸入は前年比0.3%増となり、市場予想の0.9%増を下回った。8月は0.5%増。
アナリストは、消費者と企業の信頼を回復し、経済をより強固なものにするには長い時間がかかると予想。特に住宅市場の回復はまだ先とみている。
貿易黒字は9月は817億1000万ドルで、8月の910億2000万ドルから縮小。予想の898億ドルを下回った。
キャピタル・エコノミクスの中国エコノミスト、Zichun Huang氏は「輸出は伸びは鈍化したが、数量は依然2桁ペースで増加しており、底堅さを維持している。ただ今後、貿易障壁の拡大がますます制約となる可能性が高い」と指摘。「中国の貿易相手国での金融緩和への転換は需要を下支えするはずだ。ただ中国の好調な輸出が、他国の貿易制限の強化につながり、長期的な輸出の伸びを弱める恐れがある」と述べた。
Oriental Jinchengのチーフマクロアナリスト、Wang Qing氏は「第4・四半期の輸出はプラスの伸びを維持しそうだが、外需が減速しており、下振れリスクは大きい」と述べた。