マウテグループとの面会は実現せず、兄弟の母親は6月9日にマラウィ周辺で逮捕された。兄弟の父親カヤモラ・マウテはその3日前に、ダバオ市で拘束されている。

シャリーフ氏は、武装勢力側はドゥテルテ氏の提案を受けて占拠を終わらせていたはずだと話す。

「彼らは賛成し、この提案を支持していた」と、シャリーフ氏は言う。同氏が最後にアブドゥラ・マウテと会ったのは、イスラム教の祭日「イド・アル・フィトル」の最中に、使者を率いてマラウィ中心部に入り、数人の人質を救出した6月25日だった。

シャリーフ氏は、マラウィで私立学校4校を運営しており、戦闘で大きな損害を受けた。同氏は、ISの過激な理念には反対すると語る。だが、マウテグループを説得して占拠をやめさせる希望をまだ捨てていないため、同グループの批判は避けたいと言った。「私は調停者だ。もし彼らを批判したら、もう交渉はできなくなる」

(翻訳:山口香子、編集:下郡美紀)

Martin Petty

[マラウィ(フィリピン) 5日 ロイター]
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