トランプ大統領は、4日のミサイル発射を受けて、ツイッターに、「韓国と日本は我慢の限界だろう」と投稿。「中国が北朝鮮に重大な動きをし、この馬鹿げたことをきっぱりと終わらせるだろう」と指摘した。

国連安保理は、米東部時間5日午後3時(日本時間6日午前4時)に緊急会合を開催し、北朝鮮問題を協議する。米国、日本、韓国の要請を受けた。

外交関係者は、中国がこれまでの安保理決議による制裁を完全に履行していないとみており、石油禁輸のほか北朝鮮航空会社の運行や労働者の受け入れ禁止、また銀行や企業による北朝鮮との取引停止などの措置を中国が拒んでいるとみている。

7─8日にドイツのハンブルクで開く20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)でも各国がこの問題を協議する見通しだ。また、トランプ米大統領はサミット期間中に中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と会談する。

米本土の大部分が射程内か

北朝鮮は4日の午前9時39分ごろ、同国西岸から1発の弾道ミサイルを発射。午後3時半、ICBMの発射実験に成功したと発表。北朝鮮の国営メディアによると、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14号」の高度は2802キロに達し、39分間、933キロの距離を飛んだとしている。

日本政府によると、ミサイルは日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した。

飛行の詳細から、同ミサイルの射程距離は、米本土の大部分が射程内に入る8000キロ以上に及ぶとみられると、一部の専門家は指摘。北朝鮮の核兵器開発が大きく前進していることを示しているという。

米国に拠点を置くミサイル専門家で、同国の北朝鮮情報サイト「38ノース」に寄稿するジョン・シリング氏は、同ミサイル実験の実施は予想よりも早く、「予期していたよりも、はるかに大きな成功を収めている」との見方を示した。

同氏はまた、おそらくあと1、2年で、北朝鮮のICBMは「最小限の運用能力」を持つに至るだろうと指摘した。

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