<企画を考えなければいけないのに、何も思い浮かばない! そんな時に役立つのが「オズボーンのチェックリスト」。アイデア本のロングセラー『考具』より>
「オズボーンのチェックリスト」とは何か? 考えるための道具(=考具)の1つで、アイデアを生み出すための要素の組み合わせ方を網羅したリストだ。全部で9カ条ある。
といっても、何の役に立つのかわからない人もいれば、自分には関係ないと思う人もいるだろう。しかし、これからの時代、覚えておいて損はない。
右肩上がりの経済成長は消え去り、多くの業界が激しい競争にさらされるなか、ビジネスパーソン1人1人の「考える力」がより一層問われるようになってきた。さらに今後は、人工知能(AI)の発展により、単純作業など、多くの仕事が失われるとも言われている。
そこで問われるのが、人間ならではの発想力であり、――加藤昌治氏の言葉を借りれば――「考具(こうぐ)」を持っているかどうかだ。
※第1回:「今日は赤」と意識するだけ 「カラーバス」で見える世界が変わる
※第2回:お客さんの気持ちを「考える」ではなく「演じて」みたら?
※第3回:アイデアのプロが愛用する考具「マンダラート」とは何か
【考具その13】オズボーンのチェックリスト
行き詰まったらこれ。迷路脱出のための処方箋
今まで登場した考具たちは、あなたの頭の中にある情報を効率的に、知らないうちに引き出すためのものだったり、組み合わせやすくするために目の前で見える形にしたり、という機能を核としていました。組み合わせ方は、あなた次第。どんな組み合わせも自由です。
しかし、行き詰まるときもあります。詰まってしまうパターンは主に2つ。組み合わせる要素そのものが出てこないとき。そして組み合わせ方が分からなくなってしまうとき。要素出し、については連想ゲームやマンダラート、マインドマップ......いろいろご紹介しました。アイデアのヒント・要素は作り出すのではなく、探す・見つけるという捉え方の方が正解です。
そして組み合わせ方。調子のいいときは理屈なくアイデアがポンポン出てくるのですが、途中で止まってしまうと、どうにも前に進まないこともあります。
頭と気持ちをポンポン状態に戻すのに一番効果的な薬は、アイデアが出ること。アイデアがアイデアを呼びます。オズボーンのチェックリストは、そんなときに使ってください。アイデアを生み出すための要素の組み合わせ方、その基本パターンが網羅されています。このチェックリストを抜き書きしたメモカードを1枚、手帳か財布、PDAに忍ばせておくといざというとき、光り輝いて見えます。