9月にはロック・フィールドが展開するジュースバーの「ベジテリア」も期間限定で野菜ジュースにシールド乳酸菌を加えた。また同社が展開する総菜の「RF1」も、11月にポテトサラダをシールド乳酸菌入りのものにリニューアルした。「サラダがもともと持つ健康感を高めたかった」(ロック・フィールド)という。ベジテリアのシールド乳酸菌入りジュースは期間限定だったが、今年に入ってから定番商品に変わっている。

導入企業は100社超え

今年1月には牛丼チェーンの吉野家も「とん汁」と「けんちん汁」にシールド乳酸菌を加えてリニューアルした。加工食品だけでなく、中食や外食にも広がったことで、「"シールド乳酸菌"で検索する人が増えて、自社製品へのアクセスが増えた」(森永製菓・菓子食品マーケティング部の老川茜氏)など、相乗効果まで出始めた。

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牛丼の吉野家も、とん汁やけんちん汁にシールド乳酸菌を加えてリニューアルした(写真:吉野家)

森永乳業のシールド乳酸菌を導入した企業は100社を超える。強い競争力ゆえに、シールド乳酸菌を含むB to B事業の営業利益率は今2017年3月期の通期計画で6.0%と、連結全体の3.4%を大きく上回る。だが、売上高は910億円と、全体の15%程度だ。今後は海外展開も含め、一層の販路拡大が必要となる。人口減少に伴い国内食品市場の量的な拡大が望みづらい中、森永乳業の未来は好採算のシールド乳酸菌に懸かっている。

※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。
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