[ワシントン 28日 ロイター] - 米ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)は28日、2023会計年度(22年10月─23年9月)の財政赤字見通しを1兆5430億ドルに修正した。3月時点の見通しから260億ドル縮小する。

連邦最高裁が6月、バイデン政権が掲げていた大学学費ローンの返済一部免除策を無効と判断し、支出が大幅に減少したことが主な要因。

OMBによると、最高裁判断により23年度の財政支出が2590億ドル減るという。バイデン政権は22年度に学生ローン返済免除の費用として4300億ドルを計上した。

バイデン大統領は最高裁判断を受け、学生ローンの返済制度見直しを発表した。

政府高官によると、これらの変更などにより23年度には740億ドルの追加コストが発生し、最高裁判断による全体的な支出削減額は減少するという。

経済見通し変更による予算修正への影響はほとんどなく、23年度の歳入見通しが3月時点からわずか40億ドル増加する程度にとどまった。

OMBは6月1日時点のデータに基づき、23年成長率見通しを0.4%に据え置く一方、24年は2.1%から1.8%に引き下げた。

失業率は23年を3月時点の4.3%から3.8%に、24年を4.6%から4.4%に修正した。

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