イタリア中部で発生したマグニチュード(M)6.2の地震で、死者数が25日、250人以上に達し、さらに増える恐れもあるとみられている。

 救援チームが、がれきの下敷きになった生存者の救出作業を続けている。市民保護当局によると、前日の地震でけがを負った約365人が入院した。

 アマトリーチェやアックモリなど、特に大きな被害に見舞われた地域で死亡、負傷した人の多くが行楽客だった。当局者らは、スペイン人1人、ルーマニア人5人ら複数の外国人が死者に含まれるとの見方を示した。

 行楽客の流入で、これら地域の人口は夏季に10倍まで膨らむとされ、安否確認が難航している。

 深夜には、約15時間がれきの下敷きになっていた10歳の少女が無事救出される光景も見られた。ただ、生存者発見の見込みは、時間を追うごとに低下している。

 25日にはM4.3の余震が発生、救出作業に当たる人が退避したり、生存者が不安やパニックに陥ったりする場面もあった。

 今回の死者数は、2009年に中部ラクイラを襲った地震の300人超に匹敵するか、上回る公算が高いとみられている。

 イタリアには2本の断層線が走り、欧州有数の地震多発国として知られる。

[アマトリーチェ(イタリア) 25日 ロイター]
120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます