<イタリアの若者たちはコスプレを1つのアートとして熱い情熱を注いでいる>

手作りの衣装でマンガやアニメの主人公に扮するコスプレ(コスチューム・プレイ)は、日本の専売特許ではない。

写真家ニッコロ・ラストレッリは、イタリア国内でコスプレに興じるさまざまな若者たちを家族と一緒にフレームに収めるプロジェクトに取り組んでいる。そこからは親子の世代間ギャップだけでなく、若者たちが追い求める非日常のアイデンティティーもうかがい知ることができる。

また親たちが、子供たちのコスプレに懸ける情熱を否定せず、衣装などの制作に向けて努力する姿を温かく見守っている様子も見えてきた。

その1人であるミラノの若者ビンチェンツォは、イタリアの伝統的なカーニバルでの仮装衣装を自作する母親から、コスプレに懸ける情熱を自然に受け継いでいるようだ。

日本のアニメやマンガはイタリアでも人気が高く、多くの若者がコスプレのテーマに選んでいる。そして芸術の国イタリアにふさわしく、一つのアートとして熱い情熱を注いでいる。

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トスカーナ州リボルノの精肉業マヌエル(28)は、祖父母の寝室でスパイダーマンのコスチュームを着てポーズを取る。5年前からコスプレを始めた
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自宅前で、米オンラインゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』のキャラクター、ジンクスになり切るマルケ州グロッタンマーレのマルコ(24)。マネジメントを学ぶ学生だ
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人気アニメ『遊☆戯☆王』シリーズの主要キャラクター、海馬瀬人になり切って、トスカーナ州ピサの自宅キッチンで両親とポーズを取るアレッシオ(25)。空港に勤務している
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日本のゲーム『ゼルダの伝説』に登場するシークのコスプレをするのは、トスカーナ州ルッカに住むエレオノーラ(29)。母親がコスチュームの着付けを手伝ってくれるという
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『ポケットモンスター』シリーズのキャラクター、ブラッキーをコスプレで表現する、エレオノーラ(30)とサブリナ(39)の姉妹。ロンバルディア州マリアーノ・コメンセ在住