<米諜報機関は、早ければ米軍撤退から6カ月以内に政府が崩壊すると警告していたが......>
アフガニスタンの主要基地から米軍が去ったのは7月2日のこと。20年に及ぶアメリカ最長の戦争は、ジョー・バイデン大統領の出口戦略を受けて加速度的に進んできた。
その一方で、アメリカの諜報機関はかつての見通しが楽観的だったことに気付いたようだ。イスラム原理主義勢力タリバンが急速に失地回復している状況を踏まえて、アフガニスタンは早ければ米軍撤退から6カ月以内に崩壊すると警告を発した(編集部注:タリバンは8月15日、首都カブールの大統領府を占拠し「勝利」を宣言した)。
実際、首都カブールからわずか数キロに迫る中部ワルダク州では襲撃が続いている。駐在する警察幹部は「タリバンは闇夜にレーザーガンを使い攻撃を仕掛ける」と言う。「昨夜も1人の仲間が死んだ」
その地域から程遠くない場所で、フォトグラファーのエマヌエーレ・サトーリはタリバン司令官の1人ムハンマド・ナジルに出会い「領土をめぐる戦いは宗教的取り組み」だと告げられた。「外国勢力は去らねばならない。それが終わればイスラム的価値観に基づいた政府が樹立され、平和が訪れる」




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