[2日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスが発表した第1・四半期(1月1日まで)決算は、北米で販売が堅調だったが、新型コロナウイルス規制が解除された中国で客足が戻らず、売上高と利益が市場予想を下回った。

中国での売上高の落ち込みは自社予想の4倍の大きさで、同国事業の完全な回復時期は見通せないとした。

時間外取引で株価は2.2%下落した。

中国の既存店売上高は29%減少し、世界既存店売上高を13%押し下げた。

スターバックス中国のベリンダ・ウォン最高経営責任者(CEO)は投資家との決算会見で、客足は1月に回復し始め、春節(旧正月)休暇中には「素晴らしい」状況だったと説明。

その上で「短期的な不確実性があり、慎重になる必要がある。回復は順調に進まない可能性がある」と語った。

中国は12月上旬にゼロコロナ政策をほぼ解除し、経済活動を再開させたが感染者が急増し、スターバックスの客足は伸びなかった。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ブライアン・ヤーブロー氏は「前四半期期に比べてトレンドが改善すると予想していたため、中国での大幅な落ち込みは大きなサプライズだった」と述べた。

レイチェル・ルゲリ最高財務責任者(CFO)は「回復の時期を明確に見通す」ことはできないとし、今四半期も減収が続くと考えていると述べた。

中国は同社にとり最も急速に成長している市場で、第1・四半期には69店舗を出店し、店舗数は合計6090となった。

北米での組合活動も業績に影響した。

一方、北米では若年富裕層への販売が好調で、既存店売上高は10%増加した。

世界全体の既存店売上高の伸びは5%、金融情報会社リフィニティブがまとめたアナリスト予想は6.75%だった。

最近リニューアルしたリワードプログラムのアクティブ会員数は米国で15%増加し、3040万人となった。

2023会計年度の世界既存店売上高の伸びが7─9%の範囲になるという見通しに変更ないとした。

第1・四半期の調整後1株利益は0.75ドル。アナリスト予想は0.77ドルだった。

営業利益率は14.4%で、前年同期の14.6%から低下した。店舗近代化のための設備投資や人件費・原材料価格の上昇が圧迫した。

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