<母のティアラから取ったダイアモンドの婚約指輪、父が母に贈った婚約指輪へのオマージュ、母の婚約指輪を贈る...。イギリス王室に紡がれる婚約指輪の物語とは?>

王室には王冠、ティアラ、歴史あるジュエリーなど何世紀にもわたる家宝があるが、個人のジュエリーも存在している。その代表が婚約指輪であろう。王室の結婚式と同じく婚約も世界的なニュースになり、未来の花嫁の婚約指輪にも注目が集まる。

故エリザベス2世女王のダイヤモンドの婚約指輪は義理の母のティアラから取られたものであり、キャサリン妃のかの有名な楕円形のサファイアの婚約指輪は同じく義理の母である故ダイアナ妃から受け継がれたもの。

その思い出深く輝く、イギリス王室の婚約指輪を本誌が6つ厳選して紹介する。

    

エリザベス女王の婚約指輪

エリザベス女王(当時はエリザベス王女)とエディンバラ公フィリップ殿下(当時はフィリップ・マウントバッテン)は1947年7月に婚約を発表しているが、実はその1年前にはプロポーズを受け入れていた。というのも、父ジョージ6世から王女が21歳になるまでは公にしないという条件がついていたからだ。

イギリス海軍中尉をつとめたフィリップ殿下は、ギリシャおよびデンマーク王家出身のアンドレアス王子とアリス妃の長男として生まれた。

エリザベス王女(当時)にプロポーズする際、自身の母親のティアラからの取ったダイアモンドを婚約指輪に仕立てるように英国のジュエラーであるフィリップ・アントロバス社に依頼。

この約3カラットの婚約指輪の他にもダイヤモンドのブレスレットもあわせて新妻への結婚の贈り物としている。

【写真】ソフィー妃の婚約指輪
【関連記事】