<映画『氷の微笑』で知られるシャロン・ストーンが「2001年に脳卒中と脳出血を患って以降、20年間仕事がない」と告白。多様性を欠くハリウッドの問題について指摘した。プライベートでは、インスタにすっぴん写真を投稿するなど老いを隠さない姿勢が女性ファンの共感を集めている>

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映画『氷の微笑』に登場する足を組み替える伝説のシーンで見せた妖艶な演技で世界中を虜にしたシャロン・ストーンが、「2001年に脳卒中と脳出血を患って以降、20年間仕事がない」とハリウッドにはびこる差別と偏見について声を上げ、多様性の重要性を訴えた。

業界誌ハリウッド・レポーターが主催するハリウッドにおける多様性と平等、包括性並びにアクセシビリティの現状と将来について議論する昼食会「Raising Our Voices(声をあげる)」でホストを務めたシャロンは、「私も多様性の問題を抱える人間だから」と切り出し、「ビッグな映画スターだった」自身が病気の影響で第一線から外されたとスピーチした。

「何か問題が起これば、すぐにアウトだと知っているから最初は病気を公表したくなかった」というシャロンは、「助かる可能性は1%で、9日間脳出血が続いた」と病に倒れた当時を振り返り、7年間かけて回復したものの「問題を抱えた私は、20年間締め出された」と述べ、キャリア復帰の壁について熱弁した。

業界の重要な地位にも多様性が必要

ちなみにシャロンの言わんとすることは、完全に仕事を失ったという意味ではなく、映画スターとしてのビッグなオファーがこなくなったということで、病に倒れて以降もドラマや脇役での映画出演は続けている。最近もスティーヴン・ソダーバーグ監督の映画『ザ・ランドロマットーパナマ文書流出―』(19年)や20年配信のNetflixのオリジナルドラマ『ラチェッド』などに出演しているが、『カジノ』などで90年代に輝かしい栄光を手にしたシャロンにとって「冷遇」であることは否めない。

そんなシャロンは、「私は何度も頭上にあるガラスの天井を破ってきた」と述べ、病気や闘病の公表だけでなく女性の権利や適切な賃金の要求などハリウッドのさまざまな問題に声を上げ続けてきたこともキャリアや雇用の妨げになっていると告白。「正当な報酬を得ることやスタジオのトップと闘うこと、一線を引いて自分の権利を守ることは痛みを伴う。読んでもいない契約書にメイク用のトレーラーでサインをさせられて撮影に参加するのではなく、一般企業と同じように弁護士に契約書を見せることを要求するのは大変だ」と明かした。

「多様性は一つではない。障がいや病気、肌の色、自分自身のために立ち上がることも多様性」だと語り、多様な視点を持つ人がこの業界の重要な地位に就く必要があると強調。間違った考えによって多様性が消されないようにすることが大切だと訴え、盛大な拍手が送られた。

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