[9日 ロイター] - ロシアの裁判所は9日、軍に関する「虚偽の情報」を流したとして野党政治家イリヤ・ヤシン氏(39)に懲役8年半の実刑判決を言い渡した。

ヤシン氏は4月にユーチューブで公開された動画で、西側ジャーナリストが暴露したキーウ(キエフ)近郊ブチャでのロシアの残虐行為の証拠について言及。そうした報道はロシアに対する「挑発」としてでっち上げられたと主張するロシア政府の公式見解に疑問を投げかけていた。

2月のウクライナ侵攻以来、ロシア政府は公の反対意見に対する弾圧を強化し、著名な反対派の大部分は投獄されるか、亡命している。

侵攻の数日後には、軍に関する「虚偽の情報」を流布した場合、最長15年の懲役を科すことを定めた法案が可決された。

ヤシン氏は対話アプリ「テレグラム」への投稿で、支持者にウクライナでの戦闘に反対し続けるように訴えた。

ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の長年の盟友であるヤシン氏は、2011─12年の大統領府クレムリン周辺で起きたプーチン大統領への抗議活動で頭角を現した。より高い役職に就くことを何度も阻まれてきた。

裁判所の外では支持者が「政治犯に自由を」と訴えた。ヤシン氏の弁護士団は控訴する方針。

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