代用肉だけではない。コンビニ大手のGS25は、韓国の大衆料理トッポギのベジタリアン版をインスタント食品のラインアップに加えた。

こうした菜食ブームは、意外な場所にも影響を与えている。韓国政府は兵役に就く若者向けに、菜食のオプションを正式に加えることにした。これによりベジタリアンだけでなく、宗教的な理由から特定の肉を口にしない若者にも対応したい考えだ。

さらに、この領域でも新型コロナウイルス感染症が関係する問題が起こっている。韓国政府は、濃厚接触者や帰国者に、一定期間の隔離生活を義務付けている。ところが動物愛護団体関係者によると、隔離施設で支給される弁当に、ベジタリアン対応食がないため、ご飯とキムチとノリしか食べるものがないという人が出ているというのだ。

コロナ禍が早く終息して、このような懸念自体が消えてくれることを願いたいものだが、韓国の政府や企業にとっては、菜食主義ブームへの対応は始まったばかりだ。

From thediplomat.com

<本誌2021年2月2日号掲載>

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