<食の悪習慣を断つのに自然観賞が効果?>

英プリマス大学の心理学者たちによれば、緑の芝生や樹木を日常的に眺めるだけでジャンクフードや酒・たばこなどへの依存を減らせるかもしれない。

彼らの研究に協力したのは21歳から65歳の149人。それぞれの自宅周辺にどれくらい緑地があるか、家の窓から緑が見えるかなどを聞き、さらに甘いものやカフェイン、ニコチンなどへの依存も尋ね、その依存度を11段階で評価させた。

その結果、日常的に見える緑地の存在が依存度の低下に役立つことが分かったという。特に自宅から見える景色の25%以上を緑地が占めている場合に、その効果が顕著だった。

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自然の中で体を動かすのが精神状態の改善につながることは以前から知られていた。グループで90分間、自然の中を散歩するだけで抑鬱症状が改善されたという報告もある。

しかし90分も散歩する時間を取れない人もいる。そんな人にとって、ただ「緑を見つめる」だけでも一定の効果があるというのは朗報だろう。

ちなみに、自然に触れることが心身の健康に及ぼす効果の研究と治療への応用は「エコセラピー」と呼ばれ、このところ注目の高まっている分野だ。

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※8月27日号(8月20日発売)は、「香港の出口」特集。終わりの見えないデモと警察の「暴力」――「中国軍介入」以外の結末はないのか。香港版天安門事件となる可能性から、武力鎮圧となったらその後に起こること、習近平直属・武装警察部隊の正体まで。また、デモ隊は暴徒なのか英雄なのかを、デモ現場のルポから描きます。