過去20年で最強レベルとなっているエルニーニョ現象が今月中に緩和されなければ、オーストラリアのサンゴ礁「グレートバリアリーフ」の一部が永久に破壊される可能性がある、と科学者らが警告した。
世界遺産に登録されているグレートバリアリーフは、オーストラリア北東部に約2000キロにわたって広がるサンゴ礁で、世界最大の生態系。
サンゴが生きられる海水温の範囲は狭く、エルニーニョ現象による海水温上昇はサンゴの白化の原因となっている。現在グレートバリアリーフでは、ここ15年で最悪の白化現象が発生している。
グレートバリアリーフ海洋公園当局の責任者は「白化現象はサンゴがストレスにさらされていることを示す明らかなシグナルだ。ひどい状況が長期間続けば、サンゴが死ぬ可能性がある」と述べた。
[北京 5日 ロイター]

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