[ウィーン 14日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は14日、核合意再建に向けウィーンで開かれている米国との間接協議について、イランの国益が守られる限り、合意を急ぐ考えだと表明した。

「イランはウィーンで合意を急いでまとめたい考えだ。しかし、国益の枠内である必要がある」と記者会見で述べた。その上で、欧米の当事国は「いたずらに時間を使う」ことをやめるべきだと訴えた。

欧米の首脳は、実効性のある合意に残された時間はわずかで、イランが発言力を強めるために交渉を引き延ばしていると指摘している。

先週再開した米・イラン間接交渉の当事者らは核合意再建への期待感を表明しているが、イランは欧米の「政治決断」が必要な未解決の問題があると指摘している。

イラン外務省報道官は「交渉は行き詰まってはいない。米国の離脱にもかかわらず、イランは核合意に残留するという政治決断を既に行った」と強調した。

イラン政府高官はロイターに「難しい問題の約3割が未解決だが、3月初旬までの妥結が可能だ」との見方を示した。欧米の外交関係者は「3月初旬ごろに合意をまとめることは可能だ」と述べた。

再建協議は既に8回行われており、イランが米国に求めている、将来的に制裁や報復措置を実施しないとの保証や、イラン核開発の検証可能な制限措置を復活させる時期や方法が主要な争点となっている。

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