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オフィス検証のイメージ図。天井の照明器具から発せられるビーコン信号とロボットの間には障害物が少なく、電池交換不要というメリットも

楠田氏は、「今回の技術検証ではリベコムのビーコン信号を使い、ロボットの位置情報の精度向上やビーコンでゾーニングされたエリアを共通マップとして各ロボット間で共有するといった技術の検証を行なっていきます。将来的には、ロボットが取得した座標系を共通化することで、複数のロボットが効率的かつスムーズに働ける次世代型のスマートビルの実現を目指したいと考えています」と説明する。

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発表会に登壇したugo株式会社代表取締役CEOの松井健氏。同社ではヒューマノイド型ロボット「ugo pro」を使った警備ソリューションも提供。日本全国のビルでの活用が進んでいる

ポイントとなるのは建物設備側からのロボットへのアプローチ。記者発表会ではugo社の松井健CEOも、「現状ではロボットだけでの解決が難しい課題も、建物や設備と連携することで解決を目指せる」と強調した。

スマートビルの価値向上に向けた技術検証

実際の実証実験では、「ロボットが自己位置をロストした際の自動復帰」「夜間警備時などの照明制御による異常対応」「共通化されたMAPと人の位置検出を連携させたサービス」などのユースケースを想定して有効性を検証。ロボットの自動復帰については、フロア内のロボット稼働エリアの95パーセント以上での自力での復帰が目標だ。

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デモンストレーションの一場面。ロボットが異常を発見すると......
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ビーコン信号から最も近い照明器具を特定し、ロボットが点滅動作を指示。警備員にいち早く異常箇所を知らせることができる
スムーズな位置検出に記者たちからも驚きの声が