調査は、18〜65歳の大うつ病性障害(MDD)の患者405人(女性67.9%)と健康な対照群の被験者527人(女性65.5%)を対象に実施。

その結果、清涼飲料水の摂取量が1日あたり1回増えるごとに、大うつ病性障害(MDD)を発症する確率が約8%上昇することが判明した。

特に女性でこの傾向が顕著で、対象となった620人の女性のうち、清涼飲料水を多く摂取する人はうつ病を発症する確率が約17%高かった。一方で、312人の男性に有意な影響は見られなかった。

うつ症状の重症度を「BDI-I(ベック抑うつ評価尺度)」で測定したところ、女性のみに有意な関連が確認された。さらに、BMI(体格指数)を考慮しても、この傾向は変わらず、服薬の有無による差も見られなかったという。

大うつ病性障害(MDD)の症状の重い患者の場合にも、同様のパターンが認められた。

「清涼飲料水がメンタルヘルスに負の影響を与えるというエビデンスは増加している。長期的研究においても、定期的な清涼飲料水の摂取がうつ病リスクの上昇に関連している」と研究論文に記されている。

腸内多様性(α多様性)の低下

ケンブリッジ大学の統計学者であるスティーブン・バージェス教授は、本研究はあくまで観察的分析であり、因果関係を証明するものではないとして次のように述べる。

腸内細菌叢の影響も限定的
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