サメの被害を防ぐには?
クロトガリザメとスピナーメジロザメは群れを成して行動することで知られており、沿岸に現れることが多いため、写真に映っていたのもこの2種である可能性が高い。
「目撃情報は多い。スマートフォンが普及したことで、より記録されるようになっている」とパワーズは指摘する。
「そのため、サメの数が増えているのか、それとも単にカメラとSNSの普及によってサメの目撃情報が増えたのかは判断が難しい」
オレンジビーチではサメの目撃情報が多く寄せられているが、サメによる襲撃事件は非常に少ない。実際、過去20年にわたってアラバマ州ボールドウィン郡のビーチ全体で発生したサメによる襲撃事件は5件未満であり、死者は1人も出ていない。サメの目撃は暖かい季節には珍しいことではない。しかし、安全の専門家は、特にサメの活動が活発になる早朝や夕方には注意を促している。地元当局は、遊泳者に対して指定されたエリア内で泳ぐこと、グループで行動すること、光るアクセサリーを身につけないこと、獲物が苦しんでいるように誤認されるような水しぶきを上げる動きを最小限に抑えることを推奨している。
2025年には、5月にケイ・アイビー州知事が署名した法案に基づき、アラバマ州では新たなサメ警報システムが導入された。このシステムでは、近くでサメによる襲撃が発生した際に、携帯電話にアラートが送られる。
「この法案は、今後の襲撃を防ぐのに役立つだろう」とグリビンは語る。
「行方不明の子どもに関する緊急警報システムであるアンバーアラートのように、サメの襲撃があったときには通知が届くようになる」