国際通貨基金(IMF)のビトール・ガスパール財政局長は15日、世界の公的債務は2029年までに域内総生産(GDP)の100%を超え、1948年以来の高水準に達し、さらに上昇を続けるとの見通しを示し、経済リスクに備えるためのバッファーを構築するよう各国に促した。

「悪いながらあり得るシナリオ」の下では、世界の公的債務は2020年代の終わりまでにGDPの123%まで上昇する可能性があり、これは第2次世界大戦直後に達した過去最高の132%に近い水準だと述べた。

インタビューで「われわれの見解では、最も懸念されるのは金融の混乱が起こるような状況だろう」と指摘。「無秩序な」市場調整の可能性を警告した14日のIMF報告書に触れ、そうなれば10年に始まった欧州債務危機の時のような、財政と金融の「破滅のループ」が起こる可能性があると語った。



[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
無料会員登録で限定記事が読める。広告も少なく、ニューズウィーク日本版をもっと快適に
無料会員登録で限定記事が読める。広告も少なく、ニューズウィーク日本版をもっと快適に
ニューズウィーク日本版 ベトナム化するイラン戦争
2026年9月1日号(8月25日発売)は「ベトナム化するイラン戦争」特集。

曖昧すぎる目標、敵国の軽視、自国軍事力への過信……長期化・泥沼化したベトナム戦争との共通点

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます