いま金を持っているのは、幸運に恵まれたから
私だって灘中学という学校に受からなければ、普通の大学を出て会社員になっていたでしょう。
そうなった場合、私の性格的に会社という組織に適用できないだろうから、いずれ起業する......というストーリーまでは読めるのですが、その後成功するかどうかはわかりません。金儲けは、運ですから。
当たっていたらいま頃は金持ちだし、こけていたら悲惨な貧乏生活をしているかもしれません。
「運がいい」とか「ツイてる」とか言うとバカにする人たちもいるけれど、世の中には完全に運次第のものがある。たとえば金持ちの親の元に生まれたら、どんなバカ息子、バカ娘でも金持ちになれるじゃないですか。
自己責任社会というのは、金があるのは自分の力、金がないのはその人が努力していないからという考え方でしょう?
でも、高学歴を得るにしても、高い地位を得るにしても、たまたま頭が良かったからとか、上司に好かれたからとか、商売が成功したからとか、株の値段が上がったからとか、かなりの部分が運だから、それに対して感謝の念は持たないといけない、と私はいつも思っています。
要するに、誰にしろ、いま金を持っているというのは、幸運に恵まれたからなんです。神様が授けてくれた運によって得た金なのに、自分のものなんだと思うのは大きな間違いだと私は思っています。

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※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら。

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