さらに、経済不安が消費者心理に影響を与え、娯楽目的の旅行を控える動きもある。同時に、近隣州のカジノやオンラインのスポーツ賭博などの普及が、ラスベガスへの集客力をそいでいる。コンベンションの減少で、平日にホテルを埋めるビジネス客も減少している。
ラスベガスの苦境は、アメリカ全体におけるインバウンド観光の不振とも重なる。ドナルド・トランプ大統領の下で、ヨーロッパ、カナダ、メキシコといった主要市場からの訪米客数が2025年に入り急減している。関税強化、ビザ発給の厳格化、移民取り締まりの強化といった政策が、外国人観光客を遠ざけているとアナリストは指摘する。
加えて、「アメリカは観光客を歓迎していない」という印象が根強い。
『フォーブス』誌によれば、こうしたトランプ政権の政策により、アメリカ経済は2025年に最大290億ドルの損失を被る可能性があるという。
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、2025年のアメリカにおける国際観光支出が、前年比で125億ドル減少すると予測している。
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