拘束が続いているミャンマーの民主派指導者アウンサンスーチー氏(80)の次男で英国在住のキム・エアリス氏は5日、スーチー氏の心臓疾患が悪化しており、緊急の医療処置が必要と訴えた。拘束は「残酷で命を脅かす」とし、即時解放を求めた。
ロンドンで電話取材に応じたエアリス氏は、2021年のクーデターによる政権奪取以来拘束下にあるスーチー氏が約1カ月前に心臓専門医の診察を求めたが、要請が認められたかどうか確認できなかったと説明。
「適切な医療検査を行わなければ(スーチー氏の)心臓の状態を知ることはできない。非常に心配している。生きているかどうかさえ確認する方法がない」と述べた。
また、スーチー氏は骨と歯茎にも問題があり、3月に3700人以上が死亡した地震で負傷した可能性が高いと指摘した。
ミャンマー軍が支援する暫定政府の報道官はロイターのコメント要請に応じず、情報省も電子メールによる質問に回答していない。
ミャンマーは21年2月の軍による政権掌握以来、暴力が頻発。大規模な抗議活動につながったが武力で鎮圧され、その後広範囲な武装蜂起が起きている。
スーチー氏は扇動、汚職、選挙違反などの罪で27年の刑に服しているが、いずれの罪状も否認している。
[ロイター]

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