<人口でも国連加盟国数でも少数派の西側民主主義国がルールを決める世界秩序は、中国が再構築すると主張>

中国の習近平国家主席は9月1日、上海協力機構(SCO)の加盟国に対し、経済と安全保障の分野でさらに協力を進め、アメリカを中心とした西側主導の国際秩序からの脱却を図るべきだと呼びかけた。

【動画】中国、ロシア、インドが呼応したサミット

アジアと欧州にまたがる国々が中心だったこの枠組みにおいて、いわゆるグローバル・サウス(南半球を中心とする新興国)が台頭しているのを意識した発言だ。

「我々は、平等で秩序ある多極化を促すべきだ」と習は語った。

ロンドン大学SOAS(東洋アフリカ研究学院)のチャイナ・インスティテュート所長で、近刊の著書『習近平のグローバル戦略』の著者でもあるスティーブ・ツァンは、本誌の取材に対し、「習の発言は、既存の国際秩序を中国主導で再構築する意図を明確に示している」と述べた。

SCOは2001年に設立されたユーラシア地域の多国間組織。インドなど南の大国の加盟で、西側のG7(先進7カ国)に対抗する枠組みへと成長してきた。

習の言う経済・安全保障の連携強化は、同じくアメリカ主導の秩序からの転換を唱えるロシアのウラジーミル・プーチン大統領の構想とも重なる。

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