ドイツ銀行などの多くのアナリストは、FRBが12月まで利下げを見送るという従来の見通しを修正し、年末までに0.25%ポイントの利下げが2回実施されると予想した。
パウエル議長はまた、「労働市場は均衡しているように見えるものの、これは労働力の供給と需要の双方が著しく減速していることから生じる奇妙な均衡だ」と指摘。こうした状況は「雇用に対する下振れリスクの高まりを示唆している。これらのリスクは顕在化すれば、急速に進む可能性がある」と述べた。
さらに「関税による物価上昇圧力がより持続的なインフレを誘発する可能性があり、評価と管理が必要なリスクだ」という認識も示した。ただ、米政権の関税措置が物価上昇を招くことが予想されるものの、基本シナリオに基づくと、インフレへの影響は薄れていく見通しとした。
パウエル氏にとり、今回がFRB議長として最後のジャクソンホールでの講演となる。講演の冒頭、観客は総立ちでパウエル氏に拍手を送った。
[ロイター]

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