<腎臓に害を及ぼすレプトスピラ症。人やペットにはアシカから感染することが多い>

カリフォルニア沖のアシカたちの間で腎臓病のレプトスピラ症が流行している。予想よりも早い時期に発症が確認されたことから、人間やペットへの感染が懸念されている。

レプトスピラ症は腎臓に害を及ぼす細菌感染症であり、感染した動物に重篤な病状や死をもたらす可能性がある。

カリフォルニア州にある海洋哺乳類専門の救助・治療・研究機関である海洋哺乳類センター(MMC)によれば、感染したアシカは水を飲む姿をしばしば見せる。アシカは通常、食物から水分を摂取するため、この異常な行動は腎臓が機能しなくなったことの証だという。

この病気はアシカにとって珍しいものではなく、おおむね4年ごとの周期で流行が見られる。米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、人間や他の動物にも感染する可能性があり、治療しない場合、腎障害、髄膜炎、肝不全、呼吸困難などを引き起こし、死に至ることもある。

MMCによると、カリフォルニア州の沿岸に生息するアシカの間でレプトスピラ症の感染が広がっており、今月だけで少なくとも100頭の感染が確認されている。米テレビ局ABC7は、この流行はカリフォルニア州中部沿岸のみならず、より北の郡でも確認されていると伝えている。

この病気は主に、感染動物の尿を介して広がる。

MMCの広報部アソシエイトディレクターであるジャンカルロ・ルッリは8月15日、ABC7の取材に対し「これは人獣共通感染症であり、人間や犬にも感染する可能性がある。この地域では特にペットへの感染を懸念している」と語った。

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「非常に大規模な流行」に収束の気配なし
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