イスラエル軍は12日未明にかけ、パレスチナ自治区ガザのガザ市東部を空からと陸上で攻撃し少なくとも11人が死亡した。一方、イスラム組織ハマスの幹部ハリル・ハイヤ氏は、米国が支援する停戦計画の再開に向けた協議のためカイロに到着した。

ハマスのタヘル・ヌヌ氏は声明で、13日に始まるハマスとエジプト当局者との協議では戦争を停止し、援助物資を届け、「ガザの人々の苦しみを終わらせる」方法に焦点が当てられると述べた。

停戦協議について知るパレスチナ当局者によると、ハマスは交渉のテーブルに戻る用意があり、カイロ入りした幹部らがその立場を確認する見通しという。当局者は「ハマスは交渉が戦争終結の唯一の方法だと考えており、そのためのあらゆる案について話し合う用意がある」とロイターに語った。

一方、ハマス関係者は、同組織がガザ統治を放棄する用意はあるものの、パレスチナ国家が樹立されるまで武装解除はしないとロイターに述べた。

こうした中、ガザ保健省は11日、過去24時間にイスラエル軍の攻撃で89人が死亡したと発表した。

目撃者や医療関係者によると、ガザ市東部地区のゼイトゥーン郊外の2軒の家で7人、市中心部のアパートで4人が死亡した。

ガザ地区南部ハンユニスではイスラエル軍の空爆により、夫婦と子どもを含む5人が死亡、近くの海岸沿いマワシでは4人が死亡した。

イスラエル軍は、これらの報告を調査中で、民間人の被害を軽減する措置を講じていると説明した。これとは別に、過去1カ月間にガザ北部で数十人の武装勢力を殺害し、武装勢力が使用するトンネルを破壊したと12日明らかにした。

ガザの保健当局は過去24時間に、子ども2人を含む5人が飢餓と栄養失調で死亡したと発表した。これにより、紛争開始以来の死者は227人(うち子ども103人)となったという。



[ロイター]
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