内面の泉を掘り続ける


自分の内側に目を向けよ。

内側は善の泉であり、あなたがつねに掘るなら、それはつねに湧き出るだろう。(マルクス・アウレリウス『自省録』)

――『STOIC 人生の教科書ストイシズム』より

外を見ると、いろいろ足りないものに目が行く。

しかしストイシズムは、人は「内面」という自分の力でコントロールできるものに注力すべきで、外部のコントロールできない事象にやきもきしても意味がないと説く。

さらに、その内面は「知恵」「正義」「勇気」「節制」という美徳が備わった、無限の「善の泉」だという。

たとえば毎日イラッとすることを言ってくる相手がいたとして、イラッとするかしないかというのは「コントロール可能」なので、自分で選択できる。

それだけでなく、すべての人に思いやりを持つべきというのがストイシズムの考え方だ。ただし、その「すべての人」には自分も含まれる。他者に配慮しつつ、他者と同じように自分のことも敬い、尊重するのだ。

人に重箱の隅を突くようなことを言われたときは、意識して感情を泡だてずに「ありがとうございます」と相手に配慮する。それでいて卑屈にならず、「こういうことも考えられますか」と自分の意見も提示する。

そうした姿勢は、他者だけでなく、自分も大切にすることにつながる。

自分を愛し、自分の中にある美徳を見つめ、善の泉を絶えず掘り続けていきたいと思う。

(本原稿は、ブリタニー・ポラット著『STOIC 人生の教科書ストイシズム』〈花塚恵訳〉に関連した書き下ろし記事です)

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※当記事は「DIAMOND online」からの転載記事です。元記事はこちら
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