<トランプ政権が、台湾の頼清徳総統による中南米歴訪の途中での米国立ち寄りを拒否。慣例となっていた「経由地訪問」を拒否するのは異例で、訪中を控えるトランプ大統領が中国に配慮か>

ここ30年で初の事態だ。台湾の頼清徳(ライ・チントー)総統が中南米を訪問する途上でアメリカに立ち寄るのを、トランプ米政権が拒否したと報じられた。近く訪中が予想されるトランプ大統領が、中国の機嫌を損ねないよう動いたとみられている。

1994年に米政府は、総統の「経由地としての訪問」を承認。台湾はこれをロビー活動の機会に活用してきた。

今回の決断は、ルビオ国務長官をはじめトランプを支持する対中強硬派にとっては侮辱的な事態だ。対中封じ込めと接近の間でブレるトランプに、彼らは振り回されている。

戦略面で最も対中強硬でありトランプの忠臣でもあるコルビー国防次官は、中国に対抗するためアジア重視戦略を叫ぶ。一方で台湾に対しては敵対的な発言を繰り返しており、台湾を単なるアメリカの駒として認識しているようだ。

トランプは今、中国との貿易交渉を成立させるのに必死だ。今回の頼総統の件からも分かるように、優位な立場にあるのは中国のほうらしい。

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