<「チェコ襲撃未遂事件」の衝撃について...>

台湾の蕭美琴(シアオ・メイチン)副総統が就任前の昨年3月、チェコの首都プラハを訪問した際、中国当局者が運転する車に衝突されかけた──

チェコ軍情報機関が先日、そう明らかにした。報道によれば、事件は現地の中国大使館の駐在武官が計画し、中国の外交当局と情報当局が関与していたとみられる。

台湾にとって衝撃的な事件だ。

昨年1月の総統選で当選した民主進歩党(民進党)ペアの1人として、蕭が次期副総統の立場にあった当時、総統選と同時に行われた立法委員(国会議員)選挙で第1党になった国民党は新法案の提出を目指していた。

次期副総統が死亡した場合、総統選のやり直しを義務付ける法案だ。

折しも台湾では国民党政治への反発が噴き出し、同党議員へのリコール(解職請求)運動が吹き荒れている。7月26日には、議員24人のリコールの賛否を問う住民投票が行われる予定だ。

「プラハ事件」の影響は未知数だが、国民党にとって最悪のタイミングで明るみに出たのは間違いない。

From thediplomat.com

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