ビヨンセは『カウボーイ』のリリース直前にインスタグラムへの投稿で、このアルバムの制作につながった出来事を明かした。

それは2016年、カントリー音楽協会(CMA)賞の授賞式にサプライズ出演し、カントリー風の自作曲を歌ったところ、カントリーファンから激しいバッシングを浴びたこと。黒人の血を引く自分はカントリー界に「歓迎されていないと感じた」ビヨンセは、カントリー音楽の歴史を学び、満を持してこのアルバムを発表した。

一方のラマーは『GNX』をリリースする前、カナダ出身のドレイク(Drake)と長期にわたって激烈なビーフ(ラッパー同士のディスり合い)を繰り広げていた。

そしてビヨンセとラマーは、それぞれの新作アルバムで怒りや悔しさを吹き飛ばすように、変幻自在なアレンジと生き生きとしたストーリーテリングで新境地を切り開いた。

『カウボーイ』でビヨンセは、大先輩のリンダ・マーテル(Linda Martell)に対して敬意を評している。マーテルは黒人女性歌手として初めてカントリー音楽界で成功したが、その功績は長年にわたって業界で無視され続けてきた。

ラッパーとして初めてピュリツァー賞に輝いたラマー
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