<ガザ空爆の再開で、微妙だった停戦状態は崩壊し、400人以上が犠牲になり、まだ生きている人質も危険に晒されることになった>

イスラエルは3月18日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに対する大規模な空爆を再開した。これによってすでに揺らいでいた停戦と、数万人のパレスチナ人を殺害し、ガザを廃墟にした壊滅的な戦争を終わらせたいという熱い希望は打ち砕かれた。ガザ保健省によれば、この日のイスラエル軍の攻撃で400人以上が死亡した。

ベンヤミン・ネタニヤフ率いるイスラエル首相府は声明で、今回の空爆はハマスが人質の解放と停戦延長の提案を拒否したためだと説明。「今後、さらに強い攻撃を行う」と述べた。

イスラエル国防軍は、今回の攻撃は「先制的」なものだと発表。「ハマスは再びテロ攻撃を実行し、戦力を増強し、武装する準備を整えたという事実に基づいている」と表明した。ガザ攻撃から17カ月経った今でも、ハマスを自国の安全保障に対する深刻な脅威と見なしているのだ。

攻撃は「必要な限り継続し、空爆以外にも拡大する」という。

アメリカは、今回の空爆に先立ってイスラエルから相談を受けたことを明かし、空爆はハマスのせいだと非難した。

「敵対行為再開の責任は、もっぱらハマスにある」と、ドロシー・シェア米国連大使代行は18日の安全保障理事会で主張した。

だがハマス側は、イスラエルが停戦合意を覆し、人質の命を危険にさらしていると非難した。

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切り裂かれた微妙な停戦状態
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