<中欧3カ国で起こった政治危機は、ヨーロッパに対するロシアの影響力を揺るがす事態になりうる>

先週末、ハンガリー、ルーマニア、セルビアの中欧3カ国で、各国政府に対する抗議活動が発生した。これらの国の情勢については、ウクライナ侵攻によりヨーロッパから孤立しているロシアも注目している。

ハンガリーは、ビクトル・オルバン首相がウクライナ支援について反対するなど、EU内で「ロシアの代弁者」のような振る舞いをしており、ロシアにとって都合がいい。

ルーマニアでは、昨年11月に行われた大統領選挙で、親ロシア派のカリン・ジョルジェスクが最多得票率を記録した。しかし、昨年12月、決選投票を前に、同国の最高裁判所によって選挙自体を無効とされたうえで、大統領選挙への出馬を禁止されるといった政治的混乱が起こっている。

セルビアはロシアのウクライナ侵攻を非難しているものの、ロシアとの緊密な関係を維持している。実際、ウクライナ戦争に係るロシアへの制裁を拒否していることなどからも、ロシアにとって戦略的にも重要な国だ。

ロシアが注視する国々で起こった抗議活動につき、本誌はハンガリー、ルーマニア、セルビア各国の外務省にコメントを求めている。

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