ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官は5日、トランプ大統領がウクライナへの情報支援を停止するよう命じたと明らかにした。米政権は今週に入り、対ウクライナ軍事支援を一時停止しており、ロシアとの紛争におけるウクライナ軍の戦闘能力を著しく低下させる可能性がある。

ラトクリフ長官はFOXビジネスの番組で、ウクライナのゼレンスキー大統領の対応を促した「軍事面と情報面での一時停止」はいずれ解除されるという考えを示した。「和平交渉を前進させるために、世界をより良い状況にする必要がある」とも述べた。

 

情報筋も米国が情報支援を停止したことを確認。ただ、どの程度の情報支援が停止されたかは不明で、情報筋の1人は「部分的な」停止としている。

ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った2022年以降、米国はウクライナに軍事的標的の設定に必要な重要な情報などを提供してきた。

これに先立ち、ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は記者団に対し、米国は「一歩身を引き」、ウクライナとの情報関係における「あらゆる側面を見直している」と語った。

米国は、ウクライナとの鉱物資源協定およびロシアとの和平交渉の可能性を前進させるために取り組んでいるとも述べた。



[ロイター]
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