2人は携帯電話で撮影する群衆をよそに、体を密着させて互いの腰に手をまわして音楽に合わせて体を揺らし、顔を近づけてキスをするようなそぶりを見せるなどイチャイチャモード全開で、カニエがビアンカの露出したお尻をわしづかみにする姿もカメラに収められている。

しかもパーティ―では、普段の無表情ぶりとは打って変わってビアンカが自らマイクを握って熱唱し、笑顔で腰を振りながら激しく踊ったり、お尻を突き出してセクシーポーズを決めるなどノリノリで、まるで別人のような姿で世間を驚かせた。

これまでカニエがビアンカを操っているとの声も多かっただけに、「彼女は自分が好きでやっている。誰も彼女の意思に反してコントロールしているわけではない」「彼女がかわいそうだとみんな同情しているけど、彼女は楽しんでいる。騙されないで」「注目されるのが好きなのだろう」などのコメントも寄せられている。

一方で、「カニエは彼女をまったく尊重していないし、彼女は正気を失っている」「悲しい世界。子供たちを守ってあげてとしか言えない」「退屈でばかげている」「絶望的」など批判も殺到しており、公然わいせつ罪で逮捕されるべきだとの声も上がっている。

ロサンゼルスを襲った壊滅的な山火事の犠牲者を悼んで今年のグラミー賞では参加者の多くが露出を控え、落ち着いた色のシンプルな衣装を選ぶ中、場違いともいえるパフォーマンスを行った2人は「やりすぎ」だと厳しい批判に晒されている。

[筆者]
千歳香奈子

北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます