ロシアも西半球に関心を示し、キューバとベネズエラの独裁政権を支持したり、カリブ海に艦船を派遣するなどしている。イランとその代理勢力であるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラも中南米各地で活動を続けており、国際的なカルテルやギャングはアメリカの市民や利益に脅威をもたらしている。
西半球は戦略的に重要ではないどころか、アメリカの安全保障と経済の利益の中心なのだ。これらの利益はアメリカにとって、さらに重要性を増していくだろう。トランプは米政府の目を再び西半球に向け始めている。これは、ジョン・クインシー・アダムズやリンカーン、セオドア・ルーズベルトといった歴代大統領が自明と見なしていたことだ。
中国や国際犯罪組織といった敵対勢力の脅威が高まるなかで、トランプは西半球で自国の利益を守ることの重要性を改めて主張している。半球防衛の政策は、アメリカの歴史と戦略に深く根差したものだ。その伝統を復活させることは、第2次トランプ政権のレガシーの1つになるかもしれない。
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