トランプ的狭量さの時代

トランスジェンダーの人々の権利をめぐる社会的・文化的状況の変化も見逃せない。昨年の米大統領選挙では「女性のスポーツから男性(トランス女性)を締め出す」ことを公約に掲げたドナルド・トランプが勝利した。

もちろんアメリカでもトランスジェンダー差別はなくすべきだと多くの人が考えている。ピュー・リサーチセンターによる22年5月の調査では、「仕事や住宅、公共の場所」における差別からトランスジェンダーの人々を守るべきだと答えた人が半数を超えた。

一方、ユーガブが昨年1月に行った世論調査では、トランスジェンダーのスポーツ選手が性自認に合ったチームで試合に出ることに反対するアメリカ人が59%に達した。トランスジェンダーの人が性自認に合ったトイレを使うことにも半数が反対した。

「トランプが再選されたことからも、風向きの変化に驚きはない。こうした考えが一般的になるのでは」と、PR会社レッド・バンヤンのエバン・ニアマンCEOは言う。

企業のお墨付きは得られたローリングだが、PR会社ライティング・ディテクティブの創業者兼CEOのリンジー・チャステインに言わせれば、彼女のイメージは必ずしも改善してはいない。

「SNSの本好きのコミュニティーを訪ねてみれば、今も彼女が問題のある作家として扱われ、冷たい目で見られていることが分かるはずだ」

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