中国が消費の低迷やデフレ圧力に対処するには、金利や財政支出といった「通常」の政策手段より、構造的問題に取り組む抜本的な改革が必要だ。

土地、資本、労働力の市場主導による配分を進めれば生産性が高まり、国民がより多くの金を稼ぐ機会を得られる。それが消費や投資の増加、信頼感の高まり、そして何より生活の質の向上につながるだろう。

このような改革は極めて複雑で慎重に取り組む必要があるが、適切に行えば非常に大きな成果が期待できる。

中国は計画経済から準市場経済へ移行することで、数十年にわたり驚異的な成長を達成してきた。今も残る制約的な計画経済の遺産を取り除けば、再び成長の波がもたらされる可能性はある。

©Project Syndicate

newsweekjp20241224023720-fb2721f9749d43e2c58ec47c296dc3168276a396.jpgナンシー・チエン

NANCY QIAN

米ノースウェスタン大学教授(経済学)。同大学の中国経済研究所の所長とグローバル貧困研究所の共同所長も務める。
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