米連邦捜査局(FBI)のレイ長官が11日、2027年の任期満了を待たず来年早々に辞任する意向を明らかにした。

トランプ次期大統領は既に、レイ氏を解任して元国防総省高官のカシュ・パテル氏を次期FBI長官に指名すると発表している。

 

FBIは第1次トランプ政権時代、コミー前長官がトランプ氏とロシアの不適切な関係を巡る疑惑を調査。これに不快感を持ったトランプ氏が2017年、コミー氏の代わりに起用したレイ氏は、トランプ氏が南部フロリダ州の私邸に機密文書を持ち込んで保管していた事件の捜査を行ったため、トランプ氏や側近らはFBIが政治的存在になったと批判を強めていた。

レイ氏は「私の考えでは、FBIがさらに混乱するのを避け、われわれが任務を遂行する上で非常に大事な価値や原則を再び強固なものにするには、これ(辞任)が最善だ」と職員との懇談会で説明した。

トランプ氏は自身のSNSでレイ氏の辞意表明について「米国にとって偉大な日だ。司法組織を(政治的な)武器とすることに終止符が打たれるだろう」と投稿した。



[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
無料登録で厳選ニュースをメールでお届け
無料登録で厳選ニュースをメールでお届け
ニューズウィーク日本版 米イラン合意 トランプの密約
2026年6月30日号(6月23日発売)は「米イラン合意 トランプの密約」特集。

イランが有利に見える14項目の覚書にはアメリカとの「談合」が隠されている

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます