パナマ運河庁のリコールト・バスケス長官はロイターの取材に対し、リオ・インディオ川ダムを2030年以前に準備することは期待できないため、2027年に予想される次のエルニーニョ現象によって、パナマ運河は改めて試練に見舞われるだろうと述べている。
次の干ばつに備えて、パナマ運河では水備蓄モデルを変更し、船主に貨物の整理を呼びかけ、水再利用方法の準備を進めている。
パナマ市で活動する環境保護活動家ライサ・バンフィールド氏は、近年、パナマ運河沿岸では住宅地が拡大しており、周囲のコミュニティーとパナマ運河との淡水利用をめぐる争いが激しくなっていると話す。
「パナマ運河がここにある以上、できるだけ効率的に運用しなければならない」とバンフィールド氏は言うが、そこにはバランスが必要だと付け加える。「問題は、船を通すために、またもっと多くの、もっと大きな船を通過させるために、何を犠牲にしようとしているのか、という点だ」
(翻訳:エァクレーレン)
[ロイター]

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