和田秀樹医師の回答
70代ともなると確かに肌のハリやツヤが衰え、しわが気になる人も多いと思います。
若い頃とのいちばんの違いは、若い頃は痩せていると美しいと思われがちですが(私はそうは思いませんが)、年を取ると痩せているほうがしわが目立ち、老けて見えることが多いのです。
統計上もBMIが25~30というWHOの定義では過体重(前肥満)、日本肥満学会では肥満と分類される人がいちばん長生きだとされています。
肌を若く保つには十分なコラーゲンが必要とされていますが、これもタンパク質の一種なので、タンパク質を十分に取らないと生成が減ってしまいます。
ということで、肌を若く保つためには十分な栄養とタンパク質が必須なのですが、実は、脂肪も重要です。脂肪細胞が十分にある人は肌にハリがあり、それがほとんどない人はシワシワになってしまいます。
脂肪というのは、むしろ多めにカロリーを取っていると身体の中で多く作られ蓄えられるので、太めの人のしわが目立たず、肌にハリがあるのもそういう理由もあるのです。
あと、コレステロールも嫌われがちですが、細胞膜の材料なので、肌の若さにつながります。若い頃の発想を捨てて、十分な栄養を取ることがとにかく大切です。
──和田秀樹(精神科医)

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