ヒスパニック系有権者のトランプ氏に対する支持率は45%と、ハリス氏の53%に及ばなかったものの、20年から13%ポイント上昇した。

また経済を最大の争点としていた有権者、特に4年前よりも家計が悪化したと感じている有権者の多くがトランプ氏を支持した。

出口調査によると、有権者の約31%が経済が最重要課題だと答え、このうち79%がトランプ氏に投票した。また約45%が家計の状況が4年前よりも悪化していると答え、このうち80%がトランプ氏を支持した。

5日遅くには世界中の投資家がトランプ氏の勝利を織り込み始めた。米株式先物、ドル、国債利回りが上昇し、ビットコインも値上がりした。

<トランプの2期目>

トランプ氏の勝利は、米国の貿易や気候変動政策、ウクライナ戦争、税制、移民問題などに大きな影響を及ぼす見込み。

エコノミストは、トランプ氏の関税案は中国および米国の同盟国との間で激しい貿易戦争を引き起こす恐れがあると指摘する。また法人税の引き下げや一連の新たな減税の公約を実行すれば、債務が膨らむ可能性がある。

国内では人種、性別、教育、生殖に関する権利などの問題で、民主党と共和党の間でさらに溝が深まる可能性がある。

同氏は国内に不法滞在する移民を対象とした大規模な強制送還を行うことも表明している。

エモリー大学のアラン・アブラモウィッツ教授(政治学)は、トランプ氏の選挙不正に関する虚偽の主張、反移民的な発言、政敵を悪人扱いする手法を踏まえると、同氏の勝利は米国社会の亀裂を深めるだろうと述べた。

[ロイター]
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